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【ものづくり3年間の集大成!】産業技術科課題研究発表会(前編)~電動一輪車・車いすボランティア~

 1月23日(木)に課題研究発表会が本校産業技術科実習棟で行われました。

開会
校長の挨拶

 今回の課題研究発表会の目的は、「課題研究の授業で取り組んだ内容を発表することで、プレゼンテーション技術の向上を図るとともに授業のまとめとする。併せて1・2年生への研究テーマの継承を行い、次年度以降の課題研究に向けての意識啓発を行う」です。全部で7つの発表があったので、3回に分けて投稿します!

1 電動一輪車の製作
産業技術科3年 及川真那斗、那須竜之介、金野伊吹

 テーマの設定理由は、「本校の生産技術科で使えなくなった一輪車を修理するとともに、誰でも重いものを軽々運べるように電動化した一輪車を製作したいと思いました。」とあり、他学科とのコラボ企画になります。

課題研究内容のまとめ
電動一輪車の発表

 発表後の実演では、生徒1人が荷台に乗っても壊れない強度や運搬の軽さなどを体験して歓声が上がるなど、大盛り上がりでした。

電動一輪車の実演
校長先生にも体験していただきました。

 最後の質疑応答の時間では、
校長先生から「どれくらいの費用が掛かりましたか?」と質問され、
「材料費込みで2万円くらいです」と、一般で売られているような商品より価格がとても安いと感じました。

生徒からは「作業していて何が大変でしたか?」と質問され、
「アーク溶接で接続しようしたが、板が薄くてうまくいかなかったのが大変だった」と、ものづくりする上で直面するトライ&エラーから試行錯誤した様子を感じました。

電動一輪車の製作のメンバー

2 車いすボランティア
産業技術科3年 小野寺優月、金野忠斗、畠山嘉仁

課題研究のまとめ
車いすボランティアの発表

 テーマの設定理由は、「千厩高校の産業技術科では、毎年壊れた車いすを取り寄せ、修理したものをアジアの車いすが不足している国へと寄付する活動をしています」とあり、ものづくりを通したボランティア活動になります。

使用工具の紹介
年間で6台の車いすを寄付しました。

 発表後の質疑応答では、佐藤大先生から「ブレーキの締め具合はうやってちょうどいい締め具合にできますか?」と質問され、
「講習会でノウハウを教えていただいて実践した」と外部との連携の大切さを感じました。

 また、生徒からは「一台の修理する際の費用はどれくらいかかりますか?」と質問され、
「車いすは施設等で使えなくなったものをもらい、産業技術科にある使えなくなった車いすの部品を使い、再利用しながら修理しているためお金はかかっていない」と答えていました。

車いすボランティアのメンバー

 2班とも、ものづくりの技術を生かして人の役に立つとても貴重な体験だったと思います。今後も続報を投稿していきます!