【四木一草(しぼくいっそう)の教えを継承】 建部清庵先生の教えを現代に伝える「清庵の里事業」
9月26日(木)に清庵の里事業が本校を会場に、清庵の里小野寺副会長をはじめ会員の方々と農業クラブ役員、生徒会役員、生産技術科の有志生徒、本校職員の総勢26名が参加して行われました。
清庵の里とは、江戸時代に一関藩医だった建部清庵先生が、農村が大飢饉に瀕した時に、四木一草(柿、栗、桑、なつめ、菜の花)を育て、飢えをしのぎ、販売して生計を立てなさいと教え、飢えに苦しむ農民を救った人として、市の偉人として崇められている人物です。この偉業を現代に顕彰する団体として、一関市の花である「菜の花」を市内各所に配置して、花いっぱいの潤いのある市をつくろうとしている団体です。内容は菜の花の種をプランター60基に播種をする活動です。
開会行事では、小野寺副会長から本日の事業内容の説明が行われたのち、プランターに花壇培土を入れ、プランター1基につき10粒の菜の花の種を播種しました。
農業クラブ会長の鈴木櫻子さんは「例年の2倍の数のプランターに清庵の里の方々と千厩高校農業クラブ、生徒会で菜の花の種を蒔くことができて良かったです。5月の開花に向けて協力して管理を行っていきたいです。この事業の継続のためにも、我が校が率先して事業を推し進められるようにしていきたいです」と力強く決意を述べ、生徒会長岩渕宇紘さんは「参加して菜の花の種の蒔き方を学ぶことができて良かったです。これからは積極的に水やりなど管理を行っていきたいです」と明るくコメントをいただきました。
これから農ク役員と生徒会で水やりなどの管理をしながら、来年5月の開花に向けて育てていきます。